ネイリス
ネイルを受ける側と施す側では大きな違いがあります。
ネイルが好き、というだけではネイリストは務まりません。
キレイで華やかに見えるネイリスト。
センスもよく女性らしい仕事だと憧れの気持ちでいっぱいですが、仕事となると苦労や悩みがあるのは当然のこと。
そういったことも踏まえて、自分が本当にネイリストになりたいのかどうかを確認するためにも、ネイリストの友だちをご飯に誘ってみました。
ネイリストのやりがい
ネイリストのやりがいは何と言ってもお客様のうれしそうな顔を見られること、と友だちは言います。
女性が美しくなることは、本当に幸せなこと。
そのお手伝いをするネイリストの仕事は素敵です。
また、技術を持っているネイリストがネイルを施すと、多くのお客様があまりの美しさに驚いてくれるのだそうです。
その表情を見ると、今度はどんなネイルで驚かせてあげようかな、と楽しみなるのだとか。
お客様に感謝されることも多いネイリスト。
確かに自分がネイルサロンでネイルをしてもらったときには、細かい作業をスイスイとこなしていくネイリストの手先に感動し、
仕上がったネイルの美しさに驚きを隠せませんでした。
どれだけお客様を満足させ、喜んでもらえるか、ということを考える毎日はとても楽しくて、
やりがいがあると言う友だちの顔もうれしそうでした。
そのためには、常に今の自分に満足せず、勉強を続けることも大切なこと、と友だちが力説していました。
そんな友だちは、自分のスキルを磨くために社会人になってからアメリカ留学をしました。
アメリカへ行くと決めたはいいものの、どうやってお金を工面するのかなどを調べに調べ…。
NCN米国大学機構でアメリカ留学のサポートをしてくれるというので行ったそうです。
みっちり1年間アメリカでネイルのことやビジネス学を学び、今に至る友だちを本当にすごいなと思います。
ネイリストの苦労
大変なことと言えば、お客様とのコミュニケーションです。
いろいろなお客様がいて、中には要望を言わずに「お任せする」と言う場合も。
そんな注文は緊張するのだそうです。
仕上がりを「気に入らない」と言われるかもしれない、と思うと緊張せずにはいられません。
しかし、とても気に入ってくれたときには心底ほっとするのだそうです。
お客様の要望がまとまらず、理解できないこともあるそうです。
そんなときには、自分の理解能力のなさや経験不足、知識不足を痛感して落ち込んでしまうことも。
お客様が納得できる提案ができないと、自信をなくしてしまうと言う友だち。
すべての人を満足させるのは簡単なことではないです。
同僚よりも指名される数が少なかったり、前回来てくれたお客様から指名をしてもらえなかったりすると、がっかりすることも。
現実には厳しいこともいろいろあります。
また、女性の職場だし、お客様のほとんどが女性だし、素敵な男性との出会いはないかも、
と苦笑いしつつも、「やりがいは十分。将来は開業やフリーで仕事ができるチャンスもある」と大きな笑顔を私に向けてくれました。
服に流行があるように、ネイルにも流行があります。
ネイルは爪の健康についても注意しなければなりません。
もっと美しく、もっとお客様の要望にしっかりと応えられるネイリストになりたい、
という目標を持って仕事をしている彼女の姿は、たくましく、表情は輝いていました。
私も早くこんなふうに自分の目標を持って、やりがいを感じて仕事をしてみたい、と強く思った食事会でした。